パート2 第2章

タイトル:返せる、と、打ち合える

2回戦 vs柳さん
可愛い顔はしているんですが、性格はきつそうな印象です。
体格は小柄で150cm台ではないでしょうか。
まだ11月なのに、もうベンチコート着てはりました。
ラケバ以外にも、バックを3つ位持っていて、ベンチコートとバックで、ベンチの上がいっぱいでした。
何をそんなに持ち歩くんでしょうね。
口元が河童のような感じで、いや、もしかしたら流行のアヒル口をしているんだろうか、って事で、河童です。

試合開始
サーブ権、さて、8連敗は有るのか!
相手がコートに来るのが若干遅かった為、シングルスティックを私が2本とも立てて待っていまして、そんなタイミングの関係で私が回す事になりました。
相手は上を選びはりまして、えいやっ!っと、上が出よりました。
8連敗決定!
サーブを選んでくれたので、私の本来の希望通りリターンから開始です。
サーブ練習で、河童はサーブをまじめに打つタイプだったので、そこである程度実力を読む事が出来ました。
そして、リターンもここぞとばかり、自分の最も好いショット打ち返して来ます。
私、サーブ練習では適当にしか打ちません。
見せておく、のも必要ですが、見せないでおくのも、必要な事だと思うのですが、どうなんでしょうかね?
あ、そうそう、サーブは、ま、普通。ストロークは、フォアよりもバックの方が印象的です。
バックの方が強烈だと言う事ではなく、キレイに振ってはるな、って感じです。
シングルスの試合に出ようって位の人になると、バックハンドに打っておけばミスをする、と言う人は、流石に殆ど居ません。
が、返すだけ、とか、程度の問題は有ると思います。
河童のバックハンドは、しっかり振って返してくるので、回転もそこそこ有るので、中々攻撃しにくい。
と言っても、打ち合う事が出来る、かは、多少打ち合ってみないとね。
もし、打ち合えるなら、こりゃ梃子摺るかもな。

第1ゲーム
河童サーブ
練習でそれなりに見せて頂いたので、最初からブレイクする為にどんどん行きます。
勿論マサヤ訓です。
覚醒状態は、海王拳の2倍程度に抑えます。
そこそこのクォリティで打ち合っていけば、私の球なら充分戦えるだろう、と言う判断です。
ファーストポイントから河童のバックハンドにリターンを打っていきます。
海王拳の2倍程度ではウィナーは流石に無理ですが、体勢を崩して打たせる事は出来ます。
さっきのピッコロとは違って、こちらが「あ、甘く返してしまった」と感じた時も、前に出て来る事は無く、返しておけばなんとか凌げる感じです。
こっちが追い込まれても、回転を強めに掛けて返すとミスをしたり、って事で、充分に海王拳2倍で行けそうです。
マサヤ訓を使うと、安定度が下がるので、早めの勝負が必要になりますが、それをしたんじゃ何時まで経っても安定度は上がりませんから、ここは、なるべく我慢して2倍に抑え続けるのです。
とりあえず、当初の目的通り、ブレイク!

第2~3ゲーム
サーブは、マサヤ訓を使っても、そこそこ安定してきました。
と、言うか、速いサーブを打とうとする時に、それほど速いスイングをしなくても、それなりの威力が出るんです。
速く振ろうとさえしなければ、ミスは極力減らす事が出来ますからねぇ。
1stサーブが入れば、かなり楽にポイントを取る事が出来ます。
ダブルフォルトなんかも交えながら、キープし、続く河童サーブでも、ブレイクする事が出来ました。

第4~5ゲーム
3-0で私サーブ。
マサヤ訓の方が、打ちやすくなって、までは、来ていません、残念ながら。
短い円周の方が力を加えやすく、ラケットの操作性が上がるのは、間違いの無い事なので、私には、まだその操作性よりも、重さを使いこなす事の方にシフトしてしまうのは、若干、時間が掛かりそうであります。
操作性が良い、と言う事は、有る程度の準備不足を途中からでも、どうにかする事が出来る、と言う事でもありますからね。
マサヤ訓、を今後使いこなすには、スイングに入る段階で当初から途中での操作が不要なようにスイングをして行くって事が必要です。
とりあえず今日のプランとしては、マサヤ訓とマイグリップとを状況に応じて使い分けて、サーブをキープする事を重視し、リターンでは、マサヤ訓で、深く配球して、様子を見ながら、って感じですかね。
1回戦が混乱させられる相手だった為に、今頃こんな事を決めています。
で、キープ!
河童のサーブ
深く打っていけば、相手からの返球は浅くなりがちです。
ベースラインより中に入って、ライジングや高い打点で、マサヤ訓、で打っていきます。
安定度は低いですが2個取って1個落とす、位のペースで、なんとか行ける感じです。
そんな感じで30-40となってここで一本私のウィナーが決まりました。
これでブレイクね、と思っていたら「デュースです」なんてのたまっています。
う~ん、ゲームなはずなんですが、ここで遡ってああなっただのこうなっただのを思い出せる感じではなかったので、抗議するのはやめて、次の一本に集中する事の方を選びました。
が、やっぱり気にしちゃいますね、そう言う事って。
そのポイントはミスをしてしまい、ブレイクならず。

第6~7ゲーム
4-1です。
心の問題がテーマの1つでもあるので、ここは気にしないように、と言う気をつかってしまったようです。
脱力スイングを実践している人は、力を抜こうと言う力が有るのだ、って言うのを実感していると思うんですが、気にしないように、と言う気にしている状態が有るって事です。
ちょっとミスが増えちゃいまして、デュースにされちゃいます。
が、なんとか、キープはしました。
最後は、マサヤ訓、でのフラットでセンターのエースでした。
マサヤ~!速いサーブをありがとうございま~す、ですね。
続く河童サーブは、まだどうやら引きずっているようでして、ミスが多くて、30まで取りましたが、ブレイクには至りませんでした。

第8ゲーム
5-2で私サーブ。
隣のコートでは、決勝リーグに上がったら当たるかも知れない方々の試合が行われています。
ちょっと観察していると、動きは結構早くて拾い捲って来る感じの2人で、どっちが上がって来ても、長いラリーになる展開が予想されます。
と、言う訳で、次の事を考えると疲労を抑えるのも必要かなって、事に辿り着きました。
じゃ、仕方ないので、海王拳を10倍程度に引き上げ、駒グリップに戻し、どんどん早いタイミングで打っていく事にしました。
次の試合の事も考えて、ライジングでコースを変える、角度を付ける、なんてのも軽く試して、覚醒度を更に上げられる準備をしながら、そのゲームをラブゲームでキープし、勝利です。

6-2でしたが、自分の中では、ラリーが多くて(マサヤ訓ではそんなに早く勝負を掛けれない)楽勝だったと言う印象は無い感じです。

教訓
1.能有る鷹は爪を・・・
自分が出来る事を全部出して、全力を出して戦う、のは大事な事です。
ナダルなんかは、常に全力、と公言していますし、何時如何なる時でも全力で打つんでしょうね。
ただ、全力を出さない事、と、手の内を隠す事、は違います。
河童は、試合前の練習で、自分の力を全部出して、自分の手の内をこちらに見せてくれました。
確かに、試合前に一本でも準備運動の為に打っておきたい気持ちは解りますが、ある程度は、手の内は隠した方が良いと思います。
あるコーチは、サーブ練習はそう言う名前のリターン練習やから、サーブは打ちやすい球を入れて、可能なら相手のフォアとバックに打ち分けて、相手がどんなリターンをするかを観察する時間、と、教えていました。
自分の打ち返しにくいサーブや、強烈なリターンを打てる事を印象付ける為の時間ではない、って事です。

続く
何かください^^;

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